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4.標準設計について

電々アパートの標準設計の幾つかをご紹介いたします。
図書館で見つけた「アパートの標準設計」より間取り図を引用させて頂きました。

間取りの符号の付き方ですが、DKLだったりDKだったりHDLだったり、よく法則性がわかりません。
とりあえずLが付くと、2階建てフラット住棟用の間取りで間違いないのは分かります。


▼標準設計2DK型
全国的に見られ、ほとんどの社宅でこのタイプが採用されています。おそらくこれが最もメジャーです。階段室が外に大きく飛び出しているのが特徴で、ダストシュートをぐるっと一周するように階段を上っていく形です。短いながら廊下があるのが特徴です。




・ダストシュートの取り出し口は階段室入口と背中合わせ



▼標準設計2D

ダイニングキッチンが広く、調理場部分と居間の間に配膳台(図面ではタナと表記されている)が予め設置してありました。台所と玄関が物置を介して行き来出来るのが特徴。脱衣所には床が板張りの部分とジントギ石の部分があって、ジントギ部分に洗濯機を置く家が多かったです。北側四畳半は板の間の形状がかなり独特でした。風呂釜増設の関係か、このタイプはどこもダストシュートが撤去されています。ちなみに、私の生まれた家はこの間取りでした。








▼標準設計1DK型

1DKで夫婦と子供1人の世帯を想定して設計された間取りです。ダストシュートの取り出し口が階段室の出口の引っ込んだ部分にあるため、使用していた時代は相当臭いがこもったんじゃないでしょうか。このタイプは、二戸一改造されていることが多いです。

    
▲ダイニングキッチンの半分が畳敷きになっているのが特徴。(今では殆ど全てがリフォームされてフローリングのDKになっている。) ▲二戸一改造済み(花小金井24号棟)の間取りです。mixiのNTT社宅コミュの元住人の方が作ってくれました。thanks!




▼標準設計3D型


▲収納たっぷり。風呂は南側に付いています。トイレからパイプスペース(図だとトイレの右側にあたる)に抜けられるように小扉が付いています。



▼スターハウス

公団鶴瀬第二などのスターハウスとそっくり設計です。





公団の57-4P-2DK-2型の図ですが、
電電もこれと全く同じ間取りのようです。



▼標準設計2DKL型

2階建てフラット。互い違いの押入れが標準設計2DKに似てます。


▼標準設計2DL型
キッチンと居間が分離しているタイプ。こちらも2階建てフラット。


▼標準設計3DK型

3Dタイプと似ています。外観では一見区別がつかないように思えますが、北側の6畳と4畳半の間に押入れがあるため、北側の2つの窓が3Dタイプに比べ離れています。社宅の中では広い部類です。


▼標準設計3DKL型

玄関から脱衣所に直接行ける設計は、公団多摩平団地のテラスハウスと似てますね。
それにしてもトイレのガラス窓が台所に向いてるとは…


▼標準設計3DL型
2階建てフラット向け。台所と食事室が分離してます。


▼標準設計3HD型
かなり広くて豪華な間取りです。台所が完全に独立しています。偉い人向けの部屋ですね。。





▼標準設計3HDL型
2階建てフラット用の非常に広い間取りです。東京ではほとんど見かけませんね。



昭和35年時点で存在した標準設計はこれくらいだと思います。
ここに載せてないものとして、ボックス型ポイントハウス型やテラスハウス型などもあります。