江別市営あけぼの団地
北海道江別市あけぼの町 江別市営住宅(公営住宅) 昭和41年入居開始
函館本線江別駅から南東へ2kmほどの距離にある大規模な公営住宅です。総戸数は586戸で2DK〜4DKの間取りがあります。江別市は札幌への通勤圏でありながら、工業地帯でもあります。かつては工場労働者がたくさん住んでいたのではないでしょうか。北海道には簡易耐火構造の平屋の団地がたくさん存在しますが、各地で建て替えが進んでいます。あけぼの団地は令和4年時点でほぼ無傷で残っていますが、すでに40パーセントほどが空き家になっているようです。
(2022年6月21日更新)

1-1
千歳川の東側に1〜2階建のテラスハウスが直行配置で並んでいます。東側の飛び地になっているエリアは昭和54年に管理開始となったエリアです。

1-2
団地の至る場所に広い芝生空間があり、白樺の木が生えています。

1-3

1-4
北海道の広い空を存分に感じられるゆったりとした住棟配置です。

1-5
ガスは各自調達のプロパンガス利用で、暖房器具は煙突接続式の灯油ストーブを設置しなければなりません。浴槽は各自調達(リースあり)とのこと。設備も最低限で建物の老朽化も目立ちますが、居住者アンケートによれば「部分的な改修をした上であけぼの団地に住み続けたい」と考える人が最も多く38%です。なお、約60%の人が居住している理由として「安価な家賃」を挙げています。所得制限があるものの、2DKの住戸では1万円台で住むことができます。

1-6
燃料タンクがあちこちに

1-7
平屋の住棟

1-8
煙突が特徴的なメゾネットテラスハウス

1-9
北海道の団地はどこも屋外に倉庫があります。

1-10
煙突がかわいいですね。

1-11
千歳川の土手から。壮観です!

1-12
本当にゆったりと建っています。雪が積もったらどんな風景になるのでしょう。

1-13

1-14
レンガ風の外壁の住棟がありました。江別市はレンガの名産地なのです。

1-15
平屋のテラスハウスは非常にシンプル

1-16
レンガ風外壁の住棟

1-17

1-18
退去が進みベニヤ板が張られています。

1-19
外壁はこんな感じです。木サッシが残っていますね!

1-20
こいのぼり!子供の声も聞こえてきました。

1-21
状態が良く非常に綺麗な平屋テラスハウスがこれだけ立ち並ぶ風景は、北海道でしか見られないかもしれません。

1-22
こちらの区画は屋根の形が違います。

1-23

1-24
ブロック造ですね。

1-25
こちらもブロック造ですね。

1-26
団地内の道路は広いです。これくらい広くないと積雪時に通れなくなっちゃうのでしょう。

1-27

1-28
こちらにもレンガ外壁の住棟が並んでしました。

1-29
なかなか素敵なデザインです。

1-30

1-31
外国に来たような気分

1-32
ああ、本当に素敵な空間。

1-33
古い燃料タンク

1-34

1-35

1-36

1-37

1-38
団地の真ん中には広大なグラウンドがありました。訪問時は野球の試合中でした。

1-39
この風景がなくなってしまう前に一度は見る価値ありです!江別市営あけぼの団地は以上です。(写真全39枚)
(c) 2005 Terui Keita