日本住宅公団浜甲子園団地
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浜甲子園団地の建替後

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令和7年に訪れると、建替事業により「浜甲子園なぎさ街」という団地が完成していました。見た瞬間感激してしましました。新しいけどどこか懐かしい。浜甲子園団地の面影を感じられる建物が立ち並んでいるではありませんか。

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最も感動したのがこの住棟番号です。建替前のデザインと書体をそのまま再現したものを新しい建物に設置しています。こうしたちょっとした特徴の継承が「昔と今、浜甲子園団地と浜甲子園なぎさ街がつながっている」という実感を持たせてくれます。

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妻側のデザインもどこか昔の面影を残しているように見えます。住棟番号の位置も形も、懐かしく新しいです。

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この住棟の並びも、建替前と今のつながりを感じさせてくれます。

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妻側の住戸の庇が大きく張り出している姿は、まさに建替前の浜甲子園団地の特徴をつかんでいます。

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エントランス部のデザインにも感激してしまいました。建替前のダストシュートのレンガ調のイメージをエントランスに取り入れているのです。そしてここにも懐かしの住棟番号。設計者の団地愛と浜甲団地へのリスペクトを感じられずにはいられません。

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住棟はオートロックで、宅配ボックスもありました。

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なんと!エレベーターホールのフロア表示も住棟番号と同じものを使用しています!素晴らしすぎる。

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ここにも住棟番号風フロア表示!(後ろには建替前の本物の住棟番号が見えます。)

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素晴らしすぎる(感涙)

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40号棟のエントランスはガラス張りの吹き抜けで豪華に作られています。昔の姿に近い建物だからこそ、新しい部分が映えます。

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住棟配置も素晴らしく、完全な歩車分離を実現しています。この空間には基本的に自動車は入ってきません。子どもたちも、ペットたちも安心して歩くことができます。ここに関しては建替前の浜甲子園団地よりグンと進化した部分です。

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駐車場は敷地西側の歩行者動線と離れた場所にまとめて配置されています。車の場所と人間の場所をしっかり区切ったメリハリのある住棟配置です。

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メインの通路沿いにはたくさん植栽されています。将来が楽しみです。

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こちらの通路から直接部屋に入れる1階住戸は、ペット共生住宅の中でも申し込みが多かった住戸です。

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曲線的な遊歩道

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プレイロットにはコトブキ製の大型滑り台が設置されていました。早速多くの子供達に利用されているようです。

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松の木も保存されていました。

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素敵な空間ですね。

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こちらの集会所もとても素晴らしかったのでご紹介します。

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こちらが集会所です。まるでカフェのようですね!色々なことができそうです。

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屋外にもカフェのような椅子とテーブルが設置されていました。特等席ですね。

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集会所は2棟あります。

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こちらの集会所は、調理スペース付き。中を見せてもらいましたが、調理設備は業務用の立派なものでした。

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団地の集会所とは思えないオシャレ空間。

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集会所前のウッドデッキの広場には面白い形のテーブルベンチが設置されています。

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住棟に戻ります。こちらはペット共生住宅のエントランスにあるシャワー設備です。逃げ出し防止の扉もついた本格仕様。

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入居が楽しみですね。

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36号棟の豪華なエントランスホール

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人孔蓋もURデザイン

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次に、隣の街区に向かいます。団地を横断する浜甲団地公園。

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浜甲団地公園は700mの長さの広い遊歩道で、団地建替事業に合わせて少しずつ整備されてきました。遠くまで視界が抜け、開放感がある素敵な遊歩道です。遊歩道の先に見える建物は武庫川団地です。

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こちらは、なぎさ街の先に完成した街区です。

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建替前からある広場。交番が昔のまんまで良いですね。

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車の動線は立体駐車場側にまとめられ、歩車分離がしっかりなされています。素晴らしいです。

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居心地の良いプレイロット

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クラインガルデンもありました。

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こちらは浜甲子園さくら街。背の高い高層棟がたくさん建っていました。以上、浜甲子園団地でした。
浜甲子園団地
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