公団ウォーカー

日本住宅公団ひばりが丘団地ひばりがおかだんち

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小世帯型住棟


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アイコン定期借家内覧会

 建て替えに向けて入居者募集を停止していたひばりが丘団地ですが、取り壊しまで概ね2年以上かかる見込みの住居は、2年で契約終了が確定している「定期借家」として再募集がかかりました。その時は、オープンルームが開催され、一斉申し込みが行われました。団地の中を好きなだけ見られるとあって、私はカメラを持って駆けつけました。



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募集停止していた住棟に「モデルルーム公開」ののぼりが立つのはテンション上がりますね。


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木枠の窓の和室。


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浴室の扉がなんとオリジナルのまま残っていました。木製なのに腐らずによくもっているなあと感心。ジントギの跨ぎ部分もそのままです。


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ベランダには物置もあります。


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1DKの小世帯型です。北に向かって台所が設置されていたり、浴室とトイレが一緒だったり、一般的な公団の部屋とは異なる仕様です。よくみるとガスコンロの上に換気扇、無いんですね。


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浴室と洗面所と風呂が同一スペース


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ベランダの下に広がる芝生空間


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木製サッシ、逆に新鮮。


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外に出てみると、いい感じの郵便屋さんの自転車が停まっていました。


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今度はこのお部屋。公団初期に最も普及していた間取り、55-4N-2DKです。


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ドアの色が阪急みたい。右側の白いドアはトイレです。


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トイレと風呂の仕切りにはすりガラスの窓が。空気穴も空いています。


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こんな場所に洗面器が設置されています。松戸市立博物館の常盤平団地の展示と同じですね。


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明かりとりのガラスが味わい深い。


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風が吹き抜けるきもちいい空間。


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ダストシュート


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この時代の団地って、覗き窓にガラスが入ってないんですよね。こんなふうに手が入っちゃいます。


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上にあるのはトイレと洗面所両面を照らすライトです。初期の公団でよく使われていた製品です。


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玄関の横が浴室の窓ってすごいですよね。


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ベランダからの眺め


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ごく初期の公団は和室の窓に障子が貼られていました。


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まだギリギリ和式の時代だったんですよね。洋式便器が本格導入されるのは、翌年の昭和35年からでした。


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浴室窓。鍵のところが浴室とトイレの中間地点になっていて、手を入れるように壁が切り欠いてあります。


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懐かしのバランス釜


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そよ風が心地よい台所。換気扇用の穴はなく、小窓に換気扇を設置するのが一般的でした。壁から直接蛇口が出ているのがこの時代の団地の特徴。


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室内に洗濯機置き場がなかったので、ベランダに置くことが想定されていました。

アイコン2007年、進む解体工事。

 2007年は、北側のエリアの広い範囲で解体工事が行われました。窓枠や建具が撤去されると、重機でゴリゴリ削られていきます。団地の最期の姿は、悲しいですね。



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古い西友は閉店し、団地北東部の一角に新しい西友ができました。後ろに解体中の住棟が見えます。



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