阿佐ヶ谷住宅
東京都杉並区成田東/日本住宅公団

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昔の公団の資料等には「阿佐ヶ谷団地」と標記されていますが、現在は「阿佐ヶ谷住宅」と呼ばれています。
団地愛好家だけでなく一般の建築愛好家の方からも親しまれている、非常に有名な団地です。






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阿佐ヶ谷住宅で最も特徴的なのが、この三角屋根のテラスハウスです。この形は有名建築家、前川國男氏が設計しました。今で言うとデザイナーズマンションのような位置づけでしょうか。この形があるのは、阿佐ヶ谷住宅、鷺宮住宅、烏山第一住宅のみで、とても貴重な存在です。玄関を入るとすぐ吹き抜けのようになっていて、とてもオシャレ。






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そして、もう一つ特徴的なのが、コモンと呼ばれるスペースの存在です。阿佐ヶ谷住宅の中には、緑地帯が点在しています。阿佐ヶ谷住宅の配棟設計を担当し、高根台団地や多摩平団地など、東京支所の団地計画のチーフデザイナーを勤めていた津端修一氏は、コモンについて「個人のものでもない、かといってパブリックな場所でもない、得体の知れない緑地のようなものを、市民たちがどのようなかたちで団地の中に共有することになるのか」と語っています。コモンについては、ここのサイト(ココカラハジマル>阿佐ヶ谷住宅のセミナー)に詳しく書かれています。「コモンって個と公の間の波打ち際なのかもしれないと僕は思いました。」と、とても上手い表現をされています。





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団地の中央部には、大きな広場。お花見の時期になるとたくさんの人が訪れます。