財団法人東京都住宅協会 中野住宅
東京都中野区中野 公社賃貸住宅 昭和27年7月入居開始
※東京都住宅協会は現在の東京都住宅供給公社
往年は「中野駅前住宅」と名乗っていました。日本住宅公団もまだ誕生していない昭和27年に入居開始となったかなり古い団地です。JR中野駅のプラットホームの目の前にありました。残念ながら令和元年に取り壊され現存しません。総戸数248戸で全戸2Kの間取り。全7棟がありました。

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直交配置で車の転回路もあったりして、狭いながら工夫された配置でした。

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団地の線路側の入り口です。相当な人通りでしたが団地の中に一歩入ると駅前とは思えない静かな空間が広がっていました。

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単純な中層フラットかと思いきや、両サイドの階段に接する住戸だけ後ろに引っ込んでいます。

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西向きの住棟

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階段室の入り口にはタイルが貼られていました。このタイルは綺麗に剥がされ、中野住宅に代わって新しく建てられたコーシャハイム中野フロントで使用されているそうです。

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ベランダ側です。浴室がベランダ部に増設されています。

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線路沿いより

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建て替え直前です。駅から見るとこんな感じ。風格がありますね。

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国鉄時代の雰囲気が残る中野駅のプラットホームと中野住宅組み合わせは味わい深かったです。
中野住宅は以上です。(写真全15枚)
(c) 2005 Terui Keita