公団ウォーカー

日本住宅公団竹の塚第一団地たけのつかだいいちだんち

東京都足立区竹の塚 公団賃貸住宅 昭和40年入居開始

 竹の塚駅から徒歩10分ほどのところにある中規模団地です。竹の塚駅周辺には第1団地から第3団地までありますが、ここの団地が一番先に完成しました。いずれの団地も人気が高く、なかなか空き家募集が出ません。かつては給水塔もあったようですが現在は撤去され、跡地に高層棟が建てられています。





1-1
1-1
かなりシンプルな配置ですが、中央部にプレイロットが連続的に配置され、ゆとりある空間を作り出しています。 33号棟の場所にはかつて汚水処理場、34号棟の場所には区立竹の塚保育園、35号棟の場所には給水塔と管理事務所と集会所が建っていました。なお、給水塔は「むき出し型」と呼ばれる配管とタンクが露出した鉄製のものだったようです。(11号棟元居住者の方に情報提供いただきました。深く感謝申し上げます!)


1-2
1-2
南面並行配置のため、ずらり感がすごいですね。


1-3
1-3
団地を南北に貫く通りはこの開放感。視界が抜けて広々しています。


1-4
1-4
平成後期に外壁が塗り直され、ホワイトとグレー基調のおしゃれなカラーリングになりました。


1-5
1-5
住棟番号もおしゃれに。ただ、残念なことにタイルの住棟番号は埋められてしまいました。


1-6
1-6
庇が黒く塗られているのがまたオシャレ。


1-7
1-7
団地内は桜がたくさん植っています。


1-8
1-8
公団特有の美しい芝生空間。すぐ近くを走る日光街道の騒々しさとはまるで別世界です。


1-9
1-9
のんびり。ベンチとテーブルもたくさん置いてありました。公団は空間づくりが上手です。


1-10
1-10
こんもり土を持って地形に変化を持たせて見せるのも、一つの技法です。


1-11
1-11
団地を横断する駅前通りです。都営バスがたくさん走っています。


1-12
1-12
インターロッキング張りの美しい街路。


1-13
1-13
住宅・都市整備公団時代に設置された銘板。


1-14
1-14
桜並木の中央部


1-15
1-15
南面並行配置ながら、ゆとりある空間を作り出しているのがわかりますね。


1-16
1-16
ずらずらずらー。手前に見える住棟は2DKと3DKが交互に配置されています。ベランダの仕切り版の位置に注目してみてください。


1-17
1-17
ダストシュートの上部には金属製の蓋がされています。


1-18
1-18


1-19
1-19


1-20
1-20
のんびり。


1-21
1-21
後から建設された高層棟です。住都公団時代の明るい雰囲気が感じられます。


1-22
1-22
南側のグラウンド


1-23
1-23
騒音が発生するためボールを当てないよう、かなり強い口調で注意書きが掲げられています。かつてこの場所にフェンスは設置されておらず、今より小さい円形の広場の周りに芝生が敷かれていました。団環事業でグラウンドを広げ、フェンス付きの球技場に改修する工事を行った結果、騒音問題が発生してしまったようです。


1-24
1-24
団地のあちこちに、自治会が設置した味わい深い横断幕がありました。
「団地!ふるさと!自治会!主役は私!老いては『個』に従え、親は鳶、子は鷹になれ」
なかなかの勢いです。実は、この横断幕には歴史がありまして…(つづく)


1-25
1-25
上の写真と同一箇所を6年前(2015年ごろ)に撮影したものです。横断幕には
「人生感動 主役は私 日本一住み良い素敵な団地をめざす勇しく高尚なる生涯集団 マナーとルール 対話と自由・民主主義 竹の塚第一団地自治会」と…。
高尚すぎてくらくらしてきます。「主役は私」にかける想いは只者ではなさそうですね。きっと自治会にすごい詩人が居るのでしょう。


1-26
1-26
横断幕の裏には可愛いスプリング遊具。


1-27
1-27


1-28
1-28


1-29
1-29
椅子とテーブルがたくさんあって集いの場になっています。


1-30
1-30
建物がずらー。素晴らしき通景。


1-31
1-31
桜が満開の時にまた来たい!


1-32
1-32


1-33
1-33
こうして見ると、団地にはたくさんの人が住んでいるのだなあと再認識させられる。


1-34
1-34
青空と団地


1-35
1-35
現在のオシャレカラーに塗り替えられる前の写真です。


1-36
1-36
塗り替えられる前は、シンプルで落ち着いた塗装でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。竹の塚第一団地でした。(写真全36枚)

このページのトップへ戻る







(c) 2005 Terui Keita