公団常盤平団地
千葉県松戸市常盤平/日本住宅公団

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昭和35年入居開始の古い団地です。大阪の香里団地に続く大規模団地で、関東では初の大規模団地です。この辺一体(金ヶ作地区)では団地建設の際に強い反対運動が起こり、団地を建設しているすぐ横で、抗議のために農作業をしている姿が見られたようです。松戸市は、戦後に東京の都市膨張を抑制するための考えられた環状緑地帯計画(グリーンベルト計画)の緑地帯に指定された場所でしたから、団地の建設に当たっては最大限に自然を生かすように気をつけたそうです。しかし現在は、その計画も消えてしまって、この辺一体はすっかり都会の仲間入り。団地の中だけに自然が残っているような状況です。「自然を破壊する」と散々叩かれた団地が、結果的に自然を守ることになったのですね。

2007年末に出された、団地類型一覧表によれば、常盤平団地は「ストック活用」。つまり建て替えはせずに、メンテナンスをして今後も使用していく方針になりました。関東地方でここだけが現役のスターハウスを残す団地となりそうです。それにしても唯一の現役テラスハウスとなる高根台団地と、ここ常盤平団地はどっちも新京成線沿線なんですよね。もはや新京成は団地の博物館路線です。



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団地の玄関口となる常盤平駅前のロータリー。駅ビルもその横の高層アパートもみんな公団のものです。






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駅前を抜けるとすぐ現れるスクランブル交差点。ここスクランブルにする意味あるのかな??






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団地の入口です。






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URフォトコンテストの佳作です。写真に写ってるのは大学の友達。自然の多さに驚いていましたよ。