日本住宅公団多摩ニュータウン豊ヶ丘団地
東京都多摩市豊ヶ丘 公団賃貸・分譲併存※ 昭和51年入居開始※一部都営住宅と公社分譲のエリア有り
多摩ニュータウン豊ヶ丘団地は、多摩センター駅の南東側一体に広がる団地群です。この団地が建設される以前、昭和48年に多摩ニュータウン内で行われた調査の結果、住戸の広さに関し不満を持っている住民が過半数を占めることが判明し切実な問題となっていました。この結果を受けて、昭和49年に東京都南多摩開発計画会議によって制定された「多摩ニュータウンにおける住宅の建設と地元市の行財政に関する要綱」で基本計画の修正が行われ、分譲と賃貸の比率を現状の20:80から45:55にすること、住宅規模を現状の1DK〜3K規模から3DK主体とすることなどの見直しが行われました。これを受け豊ヶ丘団地では、占有面積が90平米を超える4LDKの大型住戸が大量に供給され、令和時代においても遜色のない広さの住戸が大量に存在する稀有な団地となったのでした。
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敷地の広さベースでは分譲住宅が大半を占め、賃貸住宅はスポット的に点在しているイメージです。建設当時、エレベーター有りの高層棟より、エレベーター無しの中層階段室型の方がハイクラスな位置づけだったので、分譲住宅のほとんどが昔ながらの階段室型中層フラットです。
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池のある公園が「豊ヶ丘南公園」で、その後ろが豊ヶ丘団地5丁目と2丁目分譲棟、奥に見える高層棟が二丁目のUR賃貸です。池より左側の一帯は都公社が開発した落合エリアです。
豊ヶ丘二丁目
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並行階段室型のスペーシーでかっこいい住棟です。坂戸市の若葉台団地や、あざみ野の虹ヶ丘団地で見られるタイプ。
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至る所が丸みを帯び、お洒落さを醸し出しつつも基本系は伝統の中層階段室型。
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階段室の入り口もおしゃれ。
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真ん中だけガラスがはまっている。
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平行階段室
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築40年越えですが、全然劣化している感じがしませんね。PC工法の精度の良さが出ているように感じます。
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プレイロットに妻面を向けている住棟にはタイル壁画が。
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いいですねえ。住棟番号のところがネットで防護されているのは、鳥が巣を作ってしまうからでしょうか。
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住みたい。
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バルコニーも丸みを帯びています。
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敷地内は緑もこもこ。
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タイルアートがこちらにも。
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伝統的なデザインの住棟。
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先に紹介した分譲棟の北側に2棟だけ高層棟があります。こちらが賃貸棟です。
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谷筋が道路、丘の上が団地になっています。多摩ニュータウンの基本構造です。
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ベランダも丸っこい
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隣接する豊ヶ丘三丁目エリアには公社の分譲住宅もあります。
豊ヶ丘五丁目北側
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南へ足を進め五丁目エリアに。こちらも公団分譲棟です。それにしても一戸あたりの幅が広いですね。真正面に見える棟は1フロア4戸ですよ。これだけ長い住棟で。
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住棟は庇が分厚く、重厚感があります。
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自治会の方がこいのぼりを設置していました。
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新緑が美しいです。
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豊ヶ丘四丁目
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道路の下をくぐり四丁目エリアへ。
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重厚感あふれる分譲棟。
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妻面がタイル張りの棟はほとんどが分譲棟です。
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奥に見えるポイントハウスはUR賃貸。
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ポイントハウス(賃貸棟)は、最近グラデーションカラーに塗り替えられました。
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分譲棟です。ベランダを見てください。一戸あたりの間口が化物級の広さです。布団10枚くらい並べて干せそう。
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高級感がある落ち着いたデザイン。
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上から見ると、本当に整った街並みですね。このエリア、イメージに反して土地の起伏が少なく、歩くのが苦になりません。
近隣センター
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貝取・豊ヶ丘商店会です。昔ながらのお店が並んでいます。
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お蕎麦屋さんも元気に営業中。
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懐かしい系の看板。
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近隣センターから見える範囲にポイントハウスが集中配置されています。平屋の建物は管理事務所。
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貝取と豊ヶ丘を結ぶ橋
豊ヶ丘六丁目
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豊ヶ丘六丁目は賃貸エリアです。公団賃貸のスキップフロア型高層棟と中層フラット、都営住宅の中層フラットが立ち並んでいます。
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公団賃貸中層フラットです。1階の両端部の住戸は特別仕様となっており、89平米の4DK大型住戸となっています。この部屋は玄関が階段室からではなく外側に独立して設置されており、トイレは2箇所あります。
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昭和55年3月入居開始となった6-3-1号棟、6-3-2号棟、6-3-3号棟の3棟は「グリーンメゾン豊ヶ丘-6」の名前で募集した住棟です。他の棟と敷地が一体なこともあり、募集サイトなどでは昭和51年入居の豊ヶ丘団地と区別なく案内しているようです。
豊ヶ丘五丁目南側
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豊ヶ丘南公園の南側のエリアです。こちらも重厚感あふれる分譲棟が並んでいます。
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緑がいっぱいですね。
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最後に豊ヶ丘南公園から見た高層ポイントハウス(賃貸棟)です。
多摩ニュータウン豊ヶ丘団地は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。(写真全49枚)
(c) 2005 Terui Keita