日本住宅公団洋光台北団地
神奈川県横浜市磯子区洋光台 公団賃貸住宅 昭和45年入居開始
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総戸数1800戸(昭和46年完成時点)の中規模の団地です。洋光台駅を中心に、洋光台中央・洋光台南・洋光台西団地で巨大団地群を形成しています。10年を超える長い年月をかけて洋光台エリアのまちづくりが進められ、中でも隈研吾氏と佐藤可士和氏が中心となって進められてきた「団地の未来」プロジェクトは、団地再生のモデルケースとして注目を浴びています。
団地再生事業着手前の風景
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5階建ての中層フラット(階段室型)がメインで、高層棟(スキップフロア型)が3棟配置されています。ポイントハウスはありません。
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中層フラットはPC工法の棟が大半を占め、なだらかな斜面に沿うように角度を変えながら配置されています。
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PC工法の棟は、シンプルでさっぱりとした印象でした。
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スキップフロア型の高層棟は、奈良北団地と同様に共用廊下が半階ずれている(住戸と共用廊下の床レベルが異なる)タイプです。令和3年現在、耐震性の問題で、高層棟のみ建て替え事業が進められています。
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南側の広場に面する棟は、ピロティを有しており、メインゲートの役割を果たしていました。
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団地内の遊歩道沿いは桜が美しく、見頃が近づくと提灯が設置されます。
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住棟壁画が多く見られます。令和3年現在、外壁改修工事が発注されており、これらの壁画は消されてしまうものと思われます。
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高層の1-11号棟は、建替事業により一番最初に取り壊されました。
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タイル貼りの懐かしい雰囲気の建物でした。
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1-11号棟
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上から見るとご覧の通り。
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こちらの広場が「団地の未来」プロジェクトで芝生化され、団地の中心となった場所です。
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高層スキップフロア型1-1号棟からの眺め
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メインの遊歩道
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左下の赤い屋根の建物は、集会所と管理事務所です。
「団地の未来」リニューアル後の風景
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集会所周辺が団地のメインゲートと位置付けられ、こんなおしゃれな案内板が設置されました。
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エッジの効いたかっこいいデザインの集会所が建てられました。
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URに誘致されてここにやってきた「よっしーのお芋やさん」が入居しています。高級な焼き芋の全種類詰め合わせを買って食べてみましたところ、トロトロホクホクで大変美味でございました。ここでコーヒーと焼き芋を買って芝生でゆっくりできます。
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団地のライブラリも、このお芋屋さんの中に設置されていました。
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トンネル直上の建物は、以前からある建物。
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階段にベンチが設置され、おしゃれな空間に。
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トンネルを潜った先は、芝生の広場です。リニューアル前の
1-16の写真と見比べてみてください。
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この高層棟も取り壊し予定です。退去が進んでいました。
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シートを広げて本を読めるように改修された芝生広場です。この時はまだ養生中でしたが、夏にかけて芝生が青々としてくることでしょう。
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芝生広場前の住棟は改修され、おしゃれな外観に様変わり。他の棟も順次改修されていくようです。
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バルコニーは木目調の手すりに取り替えられていました。
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木を模した隈研吾さんらしいデザインですね。
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住棟番号は、「団地の未来」のロゴに準じたものに塗り替えられ、以前のタイルの番号は除去されていました。個人的には以前のものも残してもらいたかったところですが、この団地のデザインコンセプトにはそぐわなくなっていたので、仕方ないですね。
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団地の緑と、真っ白な住棟がほどよく調和しています。
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リニューアル住棟の北側です。階段室の踊り場部分に木目調の板が貼り付けられ、窓の柵も木目調のシートが貼られたものになりました。
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ポスト周りも木目調に
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改修前と後がよく分かりますね。
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桜と住棟が調和しています。
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未着工のエリアにはまだ住棟壁画が残っていました。
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(c) 2005 Terui Keita