公団ウォーカー

スターハウスの全て(タイトル)

日本住宅公団のスターハウス

 日本住宅公団(現在のUR都市機構)が建設したスターハウスです。公団のスターハウスは全国に約260棟ほど建設されたそうですが、私が団地の撮影を始めた2003年ごろには殆どが取り壊されており、20団地ほどしか撮影ができませんでした。現在はさらに数を減らし、令和2年現在で入居可能なものは、UR賃貸住宅では常盤平・野方・香里の3ヶ所、分譲住宅では名和と東長居第二の2ヶ所だけです。URによって他の用途に転換されるなど、何らかの形で保存されているスターハウスは、ひばりヶ丘・赤羽台・春日丘の3ヶ所となっています。

アイコン赤羽台団地

赤羽台団地 赤羽台団地
東京都北区赤羽台 昭和37年入居開始 全10棟(賃貸住宅)
5階建てのスターハウス10棟が赤羽駅西口の崖沿いに配置されていました。全棟建て替えに向けて順次解体が進んでいましたが、「くらげ公園」に近い3棟が国の登録有形文化財となり、保存されています。
»赤羽台団地のページへ

アイコン荻窪団地

荻窪団地 荻窪団地
東京都杉並区荻窪 昭和33年入居開始 全3棟(賃貸住宅)
弧を描いたメイン通路を挟み込むように、5階建てのスターハウス3棟が並んでいました。真っ白なカラーリングが特徴で、住棟番号は階段室上に表示されています。全棟建て替え済みで、現存しません。
»荻窪団地のページへ

アイコン春日丘団地

春日丘団地 春日丘団地
大阪府羽曳野市高鷲 昭和35年入居開始 全3棟(賃貸住宅)
木製サッシの連続窓が特徴的でした。団地建て替え事業では「リユース」がテーマになっており、床材の再利用や、オブジェの再配置などが行われました。スターハウスは、給水施設としてリユースされ、夜にはライトアップもされます。
»春日丘団地のページへ

アイコン香里団地

香里団地 香里団地
大阪府枚方市香里ヶ丘 昭和35年入居開始 全23棟(賃貸住宅)
全国数多ある公団住宅でも最も多くスターハウスが建設された団地です。かつてA地区に2棟、B地区に17棟、D地区に4棟の計23棟ものスターハウスが立ち並んでいました。現在はD地区の4棟のみ現存し、現在も入居者を募集しています。取り壊されたA・B地区は昭和33年〜34年入居開始で、形も千里山団地に近いものでした。
»香里団地のページへ

アイコン桜堤団地

桜堤団地 桜堤団地
東京都武蔵野市桜堤 昭和34年入居開始 全1棟(賃貸住宅)
鉄塔近くに生まれた残余地を埋めるように1棟だけ配置されており、白と小豆色のツートンカラーが特徴的なスターハウスでした。住棟番号は階段室上に書かれています。ひばりヶ丘団地と同型です。建て替え事業により現存しません。
»桜堤団地のページへ

アイコン千里山団地

千里山団地 千里山団地
大阪府吹田市千里山虹が丘・千里山星が丘・千里山霧が丘 昭和32年入居開始 全7棟(賃貸・分譲併存)
関西地方で見られるサンルーム型のスターハウスが立ち並んでいました。一部の分譲棟は棟ごと企業が所有しており、メゾネット化されたり、サンルームがベランダに改修されるなど、かなり手が加えられていました。建て替え等により、現存しません。
»千里山団地のページへ

アイコン鶴瀬第二団地

鶴瀬第二団地 鶴瀬第二団地
埼玉県富士見市鶴瀬西 昭和37年入居開始 全2棟(賃貸住宅)
残余地を埋めるように敷地の一番隅に2棟建っていました。全棟建て替え済みで現存しません。同じ関東支所管内の「百合ヶ丘第二団地」と同型です。
»鶴瀬第二団地のページへ

アイコン常盤平団地

常盤平団地 常盤平団地
千葉県松戸市常盤平 昭和35年入居開始 全10棟(賃貸住宅)
駅に近い一角に10棟も立ち並ぶ、緑に包まれたスターハウスです。これほど写真映えがするスターハウスはなかなか無いです。建て替えを見越して一時募集が停止されていましたが、住民運動により建て替え方針が撤回され、現在も入居者募集中です。 現在、外壁はイエローを基調とした明るいカラーリングとなり、内装もピカピカにリノベーションされました。
»常盤平団地のページへ

アイコン鳴子団地

鳴子団地 鳴子団地
愛知県名古屋市緑区鳴子町 昭和38年入居開始 全10棟(賃貸住宅)
白いスターハウスが5棟ずつ固まって建設されました。昭和39年に入居開始となった西側エリアでは、ボックス型ポイントハウスが採用されています。建て替え事業により、現存しません。
»鳴子団地のページへ

アイコン名和なわ団地

名和団地 名和団地
愛知県東海市名和町 昭和39年入居開始 全4棟(分譲住宅)
公団で最後に建設された中層スターハウスです。凝ったデザインのスターハウスで、花台や雨戸も設備されています。間取りも大型で、階段室は吹き抜けになっておらず、板状住棟の階段室に近い上がり方でした。令和2年現在、現存しているようです。
»名和団地のページへ

アイコン仁川にがわ団地

仁川団地 仁川団地
兵庫県宝塚市仁川団地 昭和34年入居開始 全8棟(賃貸住宅)
団地の一番高いところの斜面地に8棟のスターハウスが並んでいます。香里団地D地区タイプと、春日丘団地タイプの2種類が建っています。令和2年現在、建て替え事業のため退去が完了し、数年間空家のままとなっています。
»仁川団地のページへ

アイコン野毛山団地

野毛山団地 野毛山団地
神奈川県横浜市西区野毛町 昭和31年入居開始 全2棟(分譲住宅)
神奈川県内で最も古い公団スターハウスです。明治時代の豪商、平沼専蔵別邸跡地に建設され、小規模ながら庭園の風情がありました。バルコニー柵の形状が特徴的で、中央の部分の高さが上階まで達しており、両側の柵は元々青色に塗装されていたようです。往年はかなり建物が痛み、雨漏りも発生していたとか。マンション「アトラス野毛山」に建て替えられ現存しません。
»野毛山団地のページへ

アイコン原宿団地

原宿団地 原宿団地
東京都渋谷区神宮前 昭和32年入居開始 全2棟(分譲住宅)
山手線の内側にあった公団スターハウスは、北日ヶ窪団地(跡地は六本木ヒルズ)と、ここ原宿団地の2箇所だけでした。キラー通り沿いの高層ビルが立ち並ぶ中にひっそりと立ち並んでいた小規模な団地で、牟礼団地や野毛山団地と同型のスターハウスが2棟並んでいました。メッシュフェンス状のバルコニー柵がオリジナルの状態で残っていました(子供が容易に登ってしまうという理由で多くの団地では取り替えられています)。建て替えられ、跡地は「ザ・神宮前レジデンス」という高層マンションになっています。
»原宿団地のページへ

アイコン東長居第二団地

東長居第二団地 東長居第二団地 東長居第二団地 東長居第二団地
東京都杉並区荻窪 昭和33年入居開始 6棟 ※うちダブルスターハウスは2棟(賃貸・分譲併存)
スターハウスを2棟連結した形状の住棟は「ダブルスターハウス」と呼ばれています。ダブルスターハウスは関西支所オリジナルの設計で、東日本には1棟もありません。しかも南側はサンルームになっており、他の住棟よりかなりハイグレードに見えます。分譲棟の24号棟のみ現存。かつては警察の家族寮として使用されていたそうですが、現在は不動産会社に払い下げられています。
»東長居第二団地のページへ

アイコンひばりヶ丘団地

ひばりヶ丘団地 ひばりヶ丘団地
東京都西東京市ひばりヶ丘 昭和34年入居開始 全4棟(賃貸住宅)
団地ブームの火付け役となったのが、ここひばりヶ丘団地。当初は「ひばり丘」と表記されており、最寄りの駅名もそれにならって改称されたのですが、いつの間にか「ひばり丘」に表記が変わっていました。建設当時、この辺り一帯が首都圏整備計画の環状緑地帯に位置付けられていたことから、団地設計にあたって「既存樹木を一本たりとも切るな」という条件がつきました。そこで、スターハウスの生み出す空地によって、うまく敷地中央部の松林を残したのだそうです。そういえば9号棟(建替後の7-2号棟)北側交差点のど真ん中に生えていたサワラの木は「絶対伐採してはならない祟りの木」と恐れられていましたっけ。当初、全面建替により全棟解体予定でしたが、URの担当の方々のご尽力により、スターハウス1棟が管理事務所として、中層フラット1棟がサービス付き高齢者向け住宅として、テラスハウス1棟がエリアマネジメントの拠点施設(コミュニティ施設)としてそれぞれ保存されています。
»ひばりヶ丘団地のページへ

アイコン前原まえばら団地

前原団地 前原団地
千葉県船橋市前原西 昭和35年入居開始 全19棟(賃貸住宅)
「まえばらだんち」と読みます。19棟のスターハウスが丘の斜面に沿って立ち並び、東日本で最も多くのスターハウスを有していました。赤羽台や常盤平と同型のスターハウスです。全棟建て替えられ、現存しません。
»前原団地のページへ

アイコン牟礼むれ団地

牟礼団地 牟礼団地
東京都三鷹市牟礼 昭和31年入居開始 全3棟(賃貸住宅)
都内で最も古い団地で、賃貸住宅と分譲住宅がありましたがスターハウスは全て賃貸住宅です。階段室上の住棟番号が高校球児の背番号みたいです。バルコニーには、建設当時、メッシュフェンス状の柵が取り付けられていたようです。子供のよじ登り防止のため、武蔵野緑町団地などとともに、安全な鋼製柵に交換されています。全棟建て替えられ、現存しません。
»牟礼団地のページへ

アイコン百合ヶ丘第二団地

百合ヶ丘第二団地 百合ヶ丘第二団地
神奈川県川崎市麻生区百合丘 昭和35年入居開始 全4棟(賃貸住宅)
団地が「百合ヶ丘団地」と名付けられたため、最寄りの新設駅もそれにならって「百合ヶ丘」と命名されました。その後、小田急が開発した新興住宅地が「新百合ヶ丘」と名付けられたわけですから、団地名の影響力ってすごいですね。丘のてっぺんにシンボリックに配置された4棟のスターハウスが建っていました。隣接する百合ヶ丘第一団地にも4棟スターハウスが配置され、2つの団地の間には5棟の民間スターハウス(社宅)がありました。そのうち森永乳業のスターハウスについては、4ページ目でご紹介します。いずれのスターハウスも解体され、現存しません。
»百合ヶ丘第二団地のページへ

アイコン野方団地

野方団地 野方団地
東京都中野区野方 昭和34年入居開始 全2棟(賃貸住宅)
野方駅前の雑踏を抜けると現れる小規模な団地で、スターハウスは4階建てです。全面建て替え予定で、募集停止状態でしたが、諸事情により建て替え事業が見合わせとなり、全ての棟がリノベーションされました。現在も入居できますが、非常に人気が高くほとんど空き家が出ません。
»野方団地のページへ

アイコン芦花公園ろかこうえん団地

芦花公園団地 芦花公園団地 芦花公園団地 芦花公園団地
東京都世田谷区南烏山 昭和33年入居開始 全3棟(賃貸住宅)
京王線芦花公園駅前という好立地に立ち並んでいました。連続窓が大変特徴的でした。建て替えが完了し、現存しません。
»芦花公園団地のページへ



次のページへ  »
(公営住宅のスターハウス)



日本懐かし団地大全



(c) 2005 Terui Keita